山梨県立あけぼの支援学校

校長あいさつ

 本校は、昭和49年に山梨県立あけぼの医療福祉センターに併設方式をとる肢体不自由特別支援学校(当時は養護学校)として開校しました。平成18年度に隣接方式に変わりましたが、引き続き同センターとの密な連携の中、「いきいきと」を校訓とし、教育と医療・福祉が密接に結びついた特色ある教育を実現し、児童生徒の質の高い自立と社会参加に向けて、その可能性を最大限に引き出すため、さまざまな教育活動を行っています。特に今年度は開校五十周年を迎え、11月に記念式典を開催する予定となっています。これまでの伝統と実績を受け継ぎつつ、更なる発展に努めていきます。
 本校のめざす児童生徒の姿として、校訓にあるように「いきいきと」元気に共に楽しく生活しながら目標を実現する児童生徒、そして、力を最大限に発揮し、可能性を追求していく児童生徒、を掲げています。
 さらに、めざす学校像として
○ 児童生徒も教職員もいきいきと成長する学校
○ 質の高い自立と社会参加を目指すために、児童生徒が目的や状況に応じて知識及び技能を活用する資質能力を身につけることができる学校
○ 「個々の資質能力を高めるための指導」「児童生徒が共に学び合うために必要な支援」「学習や生活上の困難さを軽減するために必要な支援」を意識して、様々な児童生徒の実態に応じた教育を提供できる学校
○ 隣接するあけぼの医療福祉センターとのチームアプローチによる指導を充実する学校
○ 地域、関係機関と連携し特別支援教育を推進する学校
○ 事務室の経営参画を推進し教育活動と予算執行を計画的・組織的に行う学校
を掲げ、日々教育活動に邁進しています。
 
 現在小学部から高等部まで54名の児童生徒が在籍していますが、障害の種類・程度は一人一人違い、医療的ケアを必要とする児童生徒、訪問教育で学習を進める児童生徒、自宅から通学又はあけぼの医療福祉センターに入所して学ぶ児童生徒等、その状況は実に多様です。その児童生徒それぞれに合った教育課程を編成し、個別の教育支援計画、個別の指導計画をもとに、その可能性を十分に引き出せるよう努めています。
 特に自立活動の指導においては、Teamでのアプローチを強く意識し、一人一人の中心的課題を、グループ、学部等の教員の単位で導き出しています。また、各教科の指導においてもその目標、内容、方法を十分吟味・精選しつつ、指導と評価の一体化を目指しています。そして、全教職員で協働しながらより客観性の高い課題を掲げ、指導支援に当たるようにしています。
 また、令和3年度から山梨県教育委員会による「特別支援学校におけるICT活用事業」に係る「ICTを活用した授業実践研究」の研究指定を受けており、肢体不自由児童生徒に対する障害の改善克服や自立や社会参加に向けたICT活用のあり方、教職員の授業におけるICT活用力の向上、遠隔教育等について、研究に取り組んでいるところです。
 児童生徒一人一人が、まわりの人や物とのやりとりを豊かに広げ、「生きる力」を育んでいくために、個々の実態に合わせ工夫した教育実践に取り組み、校訓「いきいきと」の実現を目指していきたいと思います。どうかよろしくお願いいたします。
 
                                      令和6年4月
                                      校長 相山 洋幸  

 

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