山梨県立あけぼの支援学校
2022年7月13日カテゴリー:

介護等体験

<日付>6月29日~30日、7月5日~6日
 
山梨学院大学と山梨県立大学、合わせて63名の学生さんが、二つのグループに分かれてそれぞれ2日間、介護等体験に来校しました。
コロナ禍以前であれば、体験生は各学習グループに入り、車いすを押したり、児童生徒の姿勢を支えたりと、介助・支援の体験をするところですが、本校では健康状態が不安定な児童生徒が多いため、新型コロナウイルス感染症対策として、外部の方の入校を強く制限しています。
体験生には、来校前には十分な健康調査と抗原検査などの対策をお願いし、安全確認をしてもらっていますが、それでも直接触れ合う体験は、万が一のリスクを考えると実施が困難でした。
それで、本校の児童生徒の状況と肢体不自由の障害に対する理解を深められるようプログラムを作り、2日間の「体験」とさせていただきました。
その様子をご覧ください。
 
大勢の人が集まれる場所が、体育館しかなかったのですが、前半のグループ(6月29日~30日)はとても暑く、エアコンのない体育館では午後40度近い気温となってしまったため、終日の実施が困難でした。
プログラムを午前中で切り上げられるようにして、午後は自宅等へ戻ってレポート作成などにあたっていただきました。
後半のグループ(7月5日~6日)は、比較的気温が低かったので、障害の疑似体験など、少人数で実施できました。
車いすを押すときに、ほんの2cm程度の段差でも乗り越えるのがたいへんな様子です。
乗っている体験生も、前輪を上げなくてはならない場面では、とても怖いと話してくれました。
児童生徒とはオンラインで、自己紹介をしたり質問に答えてもらったりしました。
好きなものを聞いたときには共通の話題がもてたので、学生さんも生徒たちもうれしそうでした。
その他の活動では、車いすのタイヤや持ち手を消毒する布づくりや、なかなか時間をかけてきれいにすることが難しいプール周辺の清掃を、教育現場の後方支援の作業としてお願いしました。
ご協力いただき、ありがとうございました。