山梨県立あけぼの支援学校
2024年12月12日カテゴリー:

自立活動教材紹介  12月号

 今回は、「胃ろう対応クッション」を紹介します。
 口腔から食べ物を摂取することが難しい子供は、腹部から直接必要な栄養を体に取り入れるために胃ろう措置をしています。
 胃ろう措置をしている子供が痰を出す時や側弯症のストレッチなどのためにうつ伏せに姿勢変換する場合、胃ろうチューブが適切に装着されているか、チューブが引っ張られたり圧迫されたりしていないか、胃ろう部分に負担がかかっていないかを事前に確認する必要があります。一般的にはタオルやクッションなどでサポートしますが、この「胃ろう対応クッション」には穴が開いており、クッションが胃ろう器具に干渉しないようになっているので、うつ伏せ姿勢が安全にできます。

「胃ろう対応クッション」

 今回、「姿勢サポートのための補助具」をご紹介しましたが、このような補助具を活用することで、個に応じた適切な環境をつくることができます。これからも子供たちの生活の質の向上を目指して教材開発をすすめていきたいと思います。