山梨県立あけぼの支援学校

校長あいさつ

 本校のホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。本校の歴史は、昭和49年まで遡ります。今から51年前に、山梨県立あけぼの医療福祉センターに併設方式をとる肢体不自由特別支援学校(当時は養護学校)として開校しました。平成18年度に隣接方式に変わりましたが、引き続き同センターとの密な連携の中、「いきいきと」を校訓とし、教育と医療・福祉が密接に結びついた特色ある教育を実現し、児童生徒の質の高い自立と社会参加に向けて、その可能性を最大限に引き出すため、さまざまな教育活動を行っています。昨年度は開校五十周年の大きな節目を迎え、多くの皆様にご尽力いただく中で記念式典を盛大に開催することができました。この場をお借りしましてお礼を申し上げます。ありがとうございました。また、昨年度から肢体不自由に加え、新たに高等部病弱単一も対象障害種別となりました。全教職員の協同を通して、これまでの伝統と実績を受け継ぎつつ、更なる発展を目指す学校であるよう、全教職員が協同して取り組みます。どうか応援をお願いいたします。
 「私はすぐに階段を上るけど、あなたはなかなか上らない。」それに対して「上らないのではなく、どこまで上るか、どうやって上るかを考えているだけで上らないわけではない。いずれ上る。」偶然耳にした二人の若者のやりとりを聞きながら考えました。行動だけに目を向ければ、早い時点では階段を上った人と上らない人に分かれます。最終的な結果に着目すれば、両者とも階段を上っています。内面世界に目を向けると、判断の過程に違いが感じられます。即時の判断と熟慮の判断というところでしょうか。どちらの判断も大切です。教師の仕事の一つに評価があります。課題が達成できたかできなかったかの評価だけでなく、児童生徒の行動から彼らの内面世界にお邪魔させていただき、どのように考えを巡らせているのかを探りつつ、その成長の様子も評価しています。昨今の教育行政では、意欲や達成感、自己肯定感といった内面世界の成長を重視しています。大賛成です。障害児教育ではなおさらです。酷暑続きだった夏の落ち着きとともに前期が終了し、1年のまとめに向かう後期が始まりました。全職員で協力し、確かな知識・技能の獲得と内面の成長を目指すことで、学校目標にもある「いきいきと」を大切にして、質の高い自立と社会参加に向けて可能性を最大限に引き出す教育を目指したいと思います。

 

                                      令和7年10月
                                      校長 中込 昭彦 

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