山梨県立あけぼの支援学校
2024年9月4日カテゴリー:

身体への関わり研修会

 本校教員を対象とした「身体への関わり研修会」を7月30日(火)に行いました。

 講師には、外部専門家で、日頃児童生徒の支援に助言をいただいている、高村理学療法士と荒井理学療法士にお越しいただき、高村理学療法士には、「側弯を配慮した関わり」について、荒井理学療法士には、「スムーズな排痰(気道から痰を除去するための手技)支援」について、資料や実技を交えて教えていただきました。

 

「側弯を配慮した関わり」では、脊柱の可動域や身体の位置関係を整える立ち直り、反応の体験、抱っこ座位の支援方法などを学習しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「スムーズな排痰支援」では、呼吸のメカニズムや呼吸介助法、スクイージング(痰が溜まっている胸部の部位を圧迫して痰を喀出する手技)や頭頚部へのアプローチ、バギーに乗っている状態での介助方法などを学習しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 実際に体験してみることで、確認するポイントや介助の際の力加減を把握することができました。

 今回の研修で、身体への関わりにおける基本的な考え方や留意点を学び、側弯や排痰の支援について、知識と技術の向上を図ることができました。研修で得たことを、児童生徒の支援に役立てていきたいと思います。