山梨県立あけぼの支援学校
2024年5月9日カテゴリー:

【校長室だより㊷】シリーズ「リーダーに聴く」10

 今回は、情報・教養主任に聴きました。

 

校長:まずは自己紹介をお願いします。
丸山:
 情報・教養主任の丸山昌也です。あけぼの支援学校への勤務が合計20年目になります。生まれつきの肢体不自由のため、小学生の時は手術とリハビリ、生活訓練のため、隣接の医療センターに6年間入所して本校に通いました。トータルであけぼの在籍26年目です(笑)。
 一昨年度まで学部主事や教務主任を8年間務めましたが昨年度から担任を受け持つことができ、生徒の近くで成長を感じられることの幸せを実感しています。

 

校長:本校の情報に関わる状況はいかがですか?
丸山:
 全校でICTを活用した教育実践・校務処理が積極的に行われるようにすることと、学校図書室の運営・活用を主に担っています。そのための環境整備、情報提供や教職員の研修推進に取り組んでいます。

 ICTの技術やアイディアが急激に進化していくため、多くの情報を得ることと、本校に必要なものを判断して取り入れていくことの難しさを感じています。

 

校長:今年度取組みたいことは何ですか?
丸山:
 県よりICTを活用した授業づくり実践研究校事業の指定を受け、今年が2年目となり、中心となって遠隔教育の実践に取り組んでいます。

 また、全校でICTの活用に積極的に取り組んでいるところをサポートしており、特に視線入力装置を始めとした支援機器(AT)が児童生徒の学習や生活を豊かにできるよう考えています。

 

校長:最後に、みなさんにメッセージをどうぞ。
丸山:
 障害があることがマイナスなのではなく、障害により生活に不都合が生じることがマイナスなのだと考えます。生活に不都合が生じないようにICTを活用し、個性を存分に発揮できるようなることを支えていきたいと思います。

 

校長:児童生徒、教職員ともに使いやすいICT環境の構築に尽力してくれることを期待します。